新機能: 広範囲に分散するチームをつなぐ

2020年11月17日
facebookx-twitterlinkedin
New: Connect distributed teams at scale article banner image

チームやツールがかつてないほど分散するこの時代に、「つながる」とは何を意味するのでしょう?調査[1]によると、現在エンタープライズで働くナレッジワーカーは、仕事をする中で 1 日平均 10 個のアプリを 25 回も切り替えていると報告されています。その結果、コミュニケーションが途切れ、仕事の効率が落ち、仕事が重複するという事態が発生しています。つまり、ナレッジワーカーの多くは、効果的にコラボレーションをしようと悪戦苦闘する中で、コンテキストを切り替えたり、ツール間で仕事を行ったり来たりさせてばかりいて、仕事を効果的に進められずにいるのです。

未来の働き方を見据えた Asana のビジョンでは、企業は透明性や機敏性を犠牲にしなくても、リモートで働きながらつながりを維持できます。適切なテックスタックがあれば、どこからでも、仕事の効率を高め、広範囲で仕事を調整できます。プロセスを毎回一から作成する、複数のツールで同じ仕事を行う、サイロ化されたソリューションへのログインとログアウトを繰り返すといった無駄はもうやめにしましょう。当社は、このビジョンをお客様のために実現するため、組織が分散しながらつながりを維持することを支援する強力かつ新しいベストインクラスの連携、強化されたルール機能、そして拡張された管理者コントロールを開発しましたので、ここに発表します。

Zoom や Jira との新しい連携と、Microsoft Teams や Slack との強化された連携により、テックスタックを一体化する

世界中の最も革新的な企業向けに 10 年も製品を開発してきた当社は、コミュニケーションツールがチームの効果的なコラボレーションには欠かせないことを十分に認識しています。Zoom や Microsoft Teams といったツールは、昨今のリモートワークへの移行に伴い爆発的な成長を見せています。また、Slack や Jira などのアプリも、引き続き部門間のコラボレーションにおいて重要な存在として定着しています。この現状に対応するため、またタッチポイントを企業のテックスタック全体で実行可能にするため、当社は以下の新しい連携と強化された連携をリリースしました。

  • Asana と Zoom の連携 により、ミーティングのリンクを追跡し、ミーティングで生まれるアクションアイテムを実行するための Asana タスクを簡単に作成します。また、ミーティングの後にその内容をさっと確認したり、チームメイトに詳しい背景情報を教えたりするために、コールの書き起こしをタスクに添付することができます。Zoom と Asana を連携する方法を見る

New: Connect distributed teams at scale (Image 1)
New: Connect distributed teams at scale (Image 2)
  • Asana のマイルストーン、プロジェクト、ポートフォリオを Slack チャンネルの中で展開するリンクとして共有できる機能が加わり、Asana と Slack の連携 をより深いレベルで実現できるようになりました。この連携の強化は、Slack のメッセージからタスクを作成し、割り当てられるという既存の機能が基盤となっており、Slack Enterprise Grid プランをご使用のお客様をサポートしています。Slack と Asana を連携する方法を見る

New: Connect distributed teams at scale (Image 3)

Jira との連携も拡張し、Jira の Server 版をご使用のお客様をサポートできるようにしました。これで、Jira の課題を Asana タスクから直接作成し、リンクできるようになり、クラウドで作業していても、オンプレミスで作業していても、Jira の未解決の課題に関する更新情報を受信できるようになりました。Jira と Asana を連携する方法を見る。

New: Connect distributed teams at scale (Image 4)

当社のアプリページには、皆さまのお気に入りのツールを連携する何百種類もの方法をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

近日リリース予定: 複数のツールをまたいで行われる作業をルールで自動化

当社はパワフルな連携のエコシステムへの投資を続ける中で、ルールを使い、サードパーティアプリのデータを表示し、それに対するアクションをトリガーする新しい手段もリリースする予定です。この新機能を使うことで、企業のチームは、その場しのぎの連続で出来上がったテクノロジーのパッチワークとでも言うべき環境で手作業により仕事を管理することに伴って生まれる「組織的負債」を減らすことができます。

 New: Connect distributed teams at scale (Image 5)

カスタマイズ可能なプロセスをセットアップし、Slack、Microsoft Teams、Jira Cloud などのツールで行われる作業に対し自動的にアクションをトリガーできるようになります。そして、スイッチングコストやエンドユーザーの手作業を減らすことのメリットとして、組織全体で運用の俊敏性が向上します。

たとえば、新しい Jira Cloud との連携を使うマーケターが、Jira でウェブ開発に関する未解決の課題の状態を確認したいとします。そのマーケターはウェブ開発のコラボレーターとのミーティングをスケジュールしたり、メールやチャットのスレッドの中を探したりしなくても、Jira で進行中の作業の状態を Asana からリアルタイムに確認できるようになります。

また、その同じマーケターは、Jira の課題が追加されるたびに Asana タスクを作成するというルールを設定できます。タスクには Jira の課題へのリンクが挿入されるので、チーム全体で最新情報を把握することができます。どちらの場合も、マーケターは貴重な時間を節約することになります。この機能がなければ手作業で情報を追跡し、タスクのステータスを更新することに時間を浪費していることでしょう。さらに、わずか数クリックで、シームレスかつスケーラブルなワークフローを作成することもできます。そういった時間の節約を組織全体で増やしていけば、チームは想像がつかないほどの成果を上げられるでしょう。

強化されたセキュリティ機能と管理者コントロールで組織のデータを管理する

ツールを連携する方法や主なワークフローをカスタマイズする方法を増やすと同時に、当社はチームデータの保護と管理を簡単に行えるようにもしています。連携に対する Enterprise の管理者コントロールを強化したことで、管理者は Asana と連携するサードパーティアプリを表示、ブロック、許可できるほか、ユーザーがファイルやその他の機密性のあるコンテンツを Asana タスクに添付できるかどうかも管理できるようになります。この強化により、組織全体で Asana を使用するチームがセキュリティの要件に従っていること、そして綿密な調査の結果、テックスタックでの使用を許可されたアプリだけを連携していることを保証できます。これ以外にも、組織を守るためにデザインされた Enterprise の新しいセキュリティ機能や既存の機能があります。以下はその一部です。

  • Azure AD、ADFS、Bitium、Google、LastPass、Okta、OneLogin、SAML 認証を提供する SecureAuth などの ID プロバイダーと実現するベストインクラスの連携。 

  • デバイスまたはアカウントが侵害された際に管理者コンソールから Asana セッションを終了する機能。

  • 保存時および移動中のデータの暗号化。 

こういった機能があるおかげで、チームはどこからでも安心して仕事ができます。

より明るい、より緊密につながる働き方の未来

当社は素晴らしいお客様ならびにパートナーとこのジャーニーを共にできることをとても嬉しく思います。また、未来の働き方に対する当社のビジョンを実現する瞬間に近づくにあたり、当社の最高クラスの連携を、ツールをまたぐワークフローのオートメーションと併せて使用することで、ツールとチームをより緊密につなぐお手伝いをさせていただくことを楽しみにしています。当社が広範囲に渡る透明性を世界中の大手企業にお届けしている方法について今すぐご覧ください。

[1] 調査方法: 2020年 10月、Asana の代わりに Sapio Research が 5,000 人を超える従業員を持つ企業のナレッジワーカー 2,353 人を対象にアンケートを実施しました。回答者の居住国にはオーストラリア、フランス、ドイツ、日本、シンガポール、英国、米国が含まれます。

関連記事

Product

気が散らずに集中できる: 取り組みたい仕事に集中して注意を向けるための新機能をご紹介